AMRの価格は高額?導入にかかる費用とポイントを紹介 | 搬送ロボットガイド
AMR
AMRの価格は高額?導入にかかる費用とポイントを紹介
公開:2023.09.27 更新:2025.06.12
AMR(自律移動ロボット)の導入は、企業にとって大きな投資となるため、その価格や導入費用を事前にしっかりと把握することが重要です。AMRの価格は1台あたり数百万円から数千万円に及び、初期投資が高額になることが一般的です。
しかし、運用コストやシステムのカスタマイズ費用も含め、導入後の効果を最大化するためには、複数台の導入やリスクアセスメントが欠かせません。
目次
AMRの一般的な価格は?導入にかかる費用
近年、製造業や物流業界で注目を集めているAMR(自律移動ロボット)は、人手不足の解消や作業効率の向上に大きく貢献する革新的な技術です。
しかし、その導入にあたっては一定の費用が必要となるため、コスト面の把握は非常に重要です。
ここでは、AMR導入にかかる費用の内訳や相場、そして最近増えている利用形態について詳しく解説します。
◇AMR本体の価格
AMRの最も大きなコストは、やはりロボット本体の購入費用です。一般的に、AMRの価格は機種や性能、用途により大きく異なりますが、1台あたりの価格はおよそ数百万円から、機能が高いモデルや特殊環境向けのものになると数千万円に及ぶ場合もあります。
たとえば、小型で基本的な搬送機能に特化したモデルの場合、価格は約300万円〜600万円程度が多いです。一方、障害物回避機能や高度なセンサーを搭載し、複雑な環境での運用が可能なモデルは800万円〜1500万円ほどが一般的です。また、特殊環境用や高荷重対応型のAMRは2000万円を超えるケースも珍しくありません。
こうした価格差は、ロボットのサイズや可搬重量、搭載されるセンサーの種類、自律走行技術のレベル、対応可能な環境条件などによって左右されます。
◇周辺機器・インフラ整備費用
AMRは単体で動作するだけでなく、工場や倉庫の既存設備やシステムと連携してこそ真価を発揮します。そのため、本体の費用以外にも、導入に際して周辺機器やインフラの整備が必要となる場合があります。
特に、AMRは正確な自律走行のために安定した無線通信環境が不可欠です。多くの現場ではWi-Fi環境が必要ですが、既存の施設に十分な通信インフラが整っていない場合は、新たに無線LANの設置や通信回線の増設が必要となります。
このネットワーク構築には数十万円から数百万円の費用がかかることがあります。
また、AMRの管理や運用を効率化するための管理ソフトウェアの導入、現場のレイアウト変更、床面の補修や整備、充電設備の設置なども追加費用として考慮しなければなりません。これらの費用は導入規模や施設の状況によって幅が大きく、数十万円から数百万円、場合によっては数千万円単位に達することもあります。
◇運用・保守費用
AMRを導入した後も、運用コストは継続的にかかります。バッテリーの交換や消耗部品のメンテナンス、ソフトウェアのアップデートなどが必要であり、定期的な点検や故障対応の費用が発生します。
一般的には、年間の保守・メンテナンス費用として、購入価格の5〜10%程度を見込んでおくと良いでしょう。例えば、500万円のAMRなら、年間25万円〜50万円程度が目安です。故障時の修理費用は部品代や作業工数によって変わりますが、数万円から数十万円規模になることがあります。
これらの費用を踏まえた上で、トータルコスト(TCO:総所有コスト)を把握し、長期的に導入効果が得られるかを検討することが重要です。
◇初期投資回収のための費用対効果計算
AMRは高額な設備投資となるため、その導入効果を数値で把握し、何年で投資回収が可能かを見極めることが欠かせません。
具体的には、人件費の削減効果、作業効率の向上による生産性アップ、作業ミスの低減による品質向上や損失削減、安全性の向上による労災リスク低減などを加味して、導入によるメリットを計算します。
例えば、1台あたりのAMRを導入して年間300万円の人件費削減が見込める場合、初期費用が600万円なら約2年で回収可能と判断できます。ただし、導入前にしっかりと現場の作業内容や作業量を分析し、シミュレーションを行うことが成功の鍵です。
◇サブスクリプションプラン(レンタル・リース)
近年、初期投資の高さがネックとなり導入をためらう企業に向けて、月額料金で利用できるサブスクリプション(レンタル・リース)サービスが増えています。
このプランでは、AMR本体の購入費用を抑え、月額10万円〜30万円程度の費用で利用できるケースが多く、初期導入コストを大幅に軽減できます。保守やソフトウェアのアップデート、故障対応も含まれることが多く、運用の負担を軽減できるメリットがあります。
また、利用期間終了後には新機種への切り替えや台数の増減が柔軟にできるため、変動する現場のニーズに合わせやすい点も魅力です。導入のハードルを下げ、AMRの利便性をまずは体験してみたい企業に適した選択肢と言えます。
【あわせて読みたい】
効率化のためには複数台導入が必要
自律移動ロボット(AMR)は、人手不足の解消や作業効率の向上を目的に、多くの企業で導入が進んでいます。
しかし、現場の作業を本格的に効率化し、省人化を実現するためには、AMRを1台だけ導入するのではなく、複数台のロボットを同時に運用することが一般的です。
今回は、複数台導入に必要な費用構造やシステム全体の概要、運用コスト、そして導入時に注意すべきポイントについて詳しくご紹介します。
◇複数台導入が求められる理由
単体のAMRは単純な搬送作業を自動化できても、現場全体の作業効率を大きく上げるには限界があります。実際の工場や物流倉庫では、多数の製品や資材を複数のルートで移動させる必要があり、1台のAMRだけでは作業が滞るリスクが高いのです。
そのため、多くの企業では4台、6台、あるいはそれ以上のAMRを導入し、複数台が連携しながら効率よく作業を分担しています。複数台を稼働させることで、作業の待ち時間が減り、全体の生産性が飛躍的に向上します。
例えば、AMR4台を導入するケースでは、それぞれが異なる搬送ルートを担当し、物流や組立ラインに連続的な物の流れを作り出します。これにより、搬送作業の「滞留」や「重複移動」を防ぎ、現場の動きを最適化することが可能となります。
◇複数台導入に必要な機器と費用例
複数台導入の際は、AMR本体のほかに関連機器も必要となります。具体的には、
- AMR本体(4台)
- トップモジュール(搬送物の積載や積み降ろしを自動化する付加装置)
- 移動式カート(物品を載せて運搬する台車)
- 運行管理システム(複数台のロボットの動きを統括・制御するソフトウェア)
- 自動充電器(バッテリー切れを防ぐための無人充電設備)
などが挙げられます。
これらを一括で導入する場合、初期費用は概ね2,500万円から3,000万円程度が一般的な相場です。
AMR単体の価格が1台あたり500万円〜800万円程度と考えると、4台で約2,000万円〜3,200万円となり、それに周辺機器やシステム費用が加わる形です。
例えば、ある国内メーカーの例では、標準仕様のAMR1台が約600万円。4台導入すると2,400万円です。これに加えて、運行管理システム導入費用が約300万円、トップモジュールや充電設備でさらに200万円程度かかるといった見積もりがあります。
◇導入後のランニングコストと保守費用
複数台導入の場合、ランニングコストも単体導入時より増加します。主な費用項目は以下の通りです。
・保守・メンテナンス費用
AMRは稼働時間が長いため、部品の摩耗やバッテリー劣化が避けられません。メーカーの保守契約に加入した場合、年間保守費用は購入価格の5〜10%程度が目安となります。4台導入なら、年間100万円〜300万円の保守費用がかかる計算です。
・ソフトウェアアップデート費用
セキュリティ強化や新機能追加のためのアップデート費用が発生する場合があります。
・運用管理費用
運行管理システムの操作やトラブル対応、現場スタッフの教育にかかる人件費も無視できません。
・電気代
AMRの充電にかかる電気代は1台あたり月数千円程度ですが、台数が増えるとコストも比例して上がります。
◇システムのカスタマイズと現場適合費用
AMRは単にロボットを導入すればすぐに使えるわけではなく、現場環境に合わせたカスタマイズが必要です。工場のレイアウト、床面の状況、搬送経路の複雑さなどにより、最適な動作プログラムを作成・調整しなければなりません。
多くの場合、導入時にシステムエンジニアが現場で数日間かけて微調整を行い、トラブルを未然に防ぎます。この現場対応作業にかかる費用は、場合によっては追加で数百万円〜1,000万円規模になることがあります。
特に複数台が連携して動く場合は、ロボット同士の動線調整や障害物の回避アルゴリズムの精密化など、高度な調整が必要であり、コストもそれに伴って増加します。
◇複数台導入のメリットと費用対効果
複数台導入の最大のメリットは、現場の作業効率が大幅に改善される点です。単体運用時に比べて搬送能力が向上し、無駄な待ち時間や作業遅延が激減します。これにより、
- 人件費削減
- 作業品質の向上
- 作業負担の軽減による安全性向上
- ライン停止時間の短縮
といった効果が期待でき、長期的に見ると高額な初期投資の回収も可能です。
例えば、ある工場でAMRを4台導入し、作業員3名分の労働時間削減に成功したケースでは、年間の人件費削減効果が約600万円となり、初期投資を5年以内に回収しています。
【あわせて読みたい】
▼AMR導入で現場を変える!投資回収期間の計算と成功のポイント
AMRを導入する手順は?
AMRを導入する際には、計画策定から運用開始まで、複数の重要なステップが存在します。以下にそれらの主要なステップと、その中での具体的な内容を解説します。
1.計画策定
導入を決定する段階から、運用を開始するまでの全体の計画を策定します。これには、必要な期間や予算、目的の再確認などが含まれます。
2.ロボットの選定
物流作業の工程やニーズに合わせて、最も適したロボットのモデルやタイプを選択します。
3.ロボットのチューニング
選定したロボットを現場の環境や要件に合わせてチューニングします。これには、特定の作業を効率よく実行するための細かな設定調整などが含まれます。
4.現場環境設計
ロボットの動作に支障を来さないよう、また作業者の安全を確保するための現場の環境を設計します。
5.ソフトウエアの開発・統合
AMRの導入が具体化すると、倉庫の管理システムや入出庫管理システムとの連携を考慮したソフトウエアの開発や統合が進行します。このステップでは、3~4ヶ月の期間が要されることが多いです。
6.テストとトレーニング
ロボットの納品後、現場での動作テストや、スタッフ向けの操作トレーニングが行われます。この段階での調整や疑問の解消が2週間程度を要することが多いです。
7.アフターサポート
本番運用が始まった後も、導入したベンダーのエンジニアが一定期間、現場に滞在し、トラブルや課題への対応、チューニングを行います。このような綿密なアフターサポートは、ロボットの安定した運用を保証する上で非常に重要です。
最終的に、物流ロボットの導入は単なるハードウエアの設置だけでなく、上記のようなさまざまなステップを経て進められるものです。したがって、ベンダー選びの際には、アフターケアやサポート体制も重要な判断基準です。
AMR導入のポイントとリスクアセスメント
AMRを導入して価格以上の効果を得るためには、いくつかのポイントがあります。また、トラブルやリスクを想定して事前にリスクアセスメントを適切に行うことで、AMRの安全な導入と運用が可能です。
◇AMR導入のポイント
AMR(自律移動ロボット)を導入する際には、成功のためにいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。まず、明確な作業フローの確立が必須です。AMRと作業者の役割分担を明確にすることで、効率的な運用が可能になります。
具体的には、AMRがどの作業を担当し、どこからどこまでを自動で処理するのかを事前に決めておくことが重要です。たとえば、AMRが物品の搬送を担当する場合、その運搬区間やタイミングをあらかじめ設定し、作業者がどの段階で介入するかを決めておく必要があります。
次に、トラブル対応の準備が重要です。AMRの導入後には、予期せぬトラブルや不具合が発生する可能性があります。これに備えて、トラブルが発生した際にどのように対応するかのマニュアルを準備しておくことが不可欠です。また、サポート体制の確認も必要です。
最後に、定期的な効果検証と改善が必要です。AMRを導入した後、その効果が期待通りに出ているかを定期的に評価することが重要です。例えば、導入当初に設定した目標に対して、AMRがどの程度貢献しているか、または効率の改善がどのように進んでいるかを定量的に測定します。
その結果、もし期待していた効果が得られていない場合は、フローの見直しや設定の調整を行うことが推奨されます。さらに、現場の条件が変わった場合や新たな課題が発生した場合にも、AMRの運用方法を柔軟に改善していくことが求められます。こうした定期的な検証と改善を繰り返すことで、AMRの導入効果を最大限に引き出すことができます。
◇AMRのリスクアセスメント解説
AMR(自律移動ロボット)を導入する際には、リスクアセスメントを行うことが非常に重要です。これにより、潜在的な危険を事前に把握し、安全対策を講じることができます。
1.機器の制限の確定
まず、AMRや関連する機器の使用範囲や設置環境、稼働時間などの詳細を明確にします。例えば、AMRがどのエリアで作業するのか、どのような環境下で稼働するのかを事前に確認しておくことで、機器の制限や特性を理解しやすくなります。
2.危険源の特定
次に、AMRやその周辺機器が動作する際に考えられる危険や事故の原因を特定します。例えば、AMRが走行中に物を落とす、他の設備や人と衝突するなどのリスクが考えられます。
3.リスクの見積もり
続いて、特定した危険源について、それぞれのリスクを見積もります。ここでは、事故が発生した際の重篤度(どれほどの影響があるか)、発生の可能性(どれくらいの確率で起こるか)、頻度(どれくらいの頻度で起こりうるか)を基に、リスクを数値化します。これにより、どのリスクがどれだけ重大かを具体的に把握できます。
4.リスクの評価
最後に、見積もったリスクを評価します。数値化されたリスクを基に、どのリスクが高いか、低いかを判断し、高いリスクが特定された場合は、適切な対策を講じる必要があります。
このように、AMRの導入時には、リスクアセスメントを通じて潜在的なリスクを事前に評価し、必要な安全対策を講じることが重要です。これにより、AMRを安全かつ効果的に運用することが可能になります。
AMRの導入を検討するならおすすめ企業3選
AMR(自律移動ロボット)の導入を検討している企業や現場担当者の方に向けて、おすすめの3社をご紹介します。各社ともに独自の技術や強みを持ち、製造現場や物流、搬送業務の効率化と安全性向上に貢献しています。自社のニーズに合った最適なパートナー選びの参考にしてください。
◇大喜産業株式会社

大喜産業株式会社は、ロボティクス事業を中心に、伝動機器、産業機器、マテハン・設備機器の4事業で日本のものづくりを支える機械専門商社です。
特にロボティクス分野では「人との共存にフォーカスしたロボットソリューション」を掲げ、協働ロボットを活用した製造ラインの設計・提案を行っています。これにより人材不足の解消や人材の最適配置を実現し、合理的な生産体制を支援します。
多様な協働ロボットの中から最適なモデルを選定し、導入から運用までサポート。自社開発の「DAIKI ROBOTICS オリジナル」パレタイズロボットは、OnRobot社の自動化プラットフォーム「D:PLOY」を搭載し、プログラム構築や用途変更の時間を大幅短縮。
会社名 | 大喜産業株式会社 |
営業本部 | <住所> 〒550-0012 大阪府大阪市西区立売堀1-5-9 <電話番号> 06-6541-1987 |
営業本部東京オフィス | <住所> 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア4F <電話番号> 03-5219-1463 |
大阪支店 | <住所> 〒550-0012 大阪府大阪市西区立売堀1-5-9 <電話番号> 06-6532-0751 |
東京支店 | <住所> 〒333-0815 埼玉県川口市北原台3-2-21 <電話番号> 048-297-1388 |
東京支店つくばオフィス | <住所> 〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1-5-7 ダイワロイネットホテルつくば2F <電話番号> 029-817-4844 |
名古屋支店 | <住所> 〒452-0805 愛知県名古屋市西区市場木町416 <電話番号> 052-505-8201 |
東大阪支店 | <住所> 〒581-0861 大阪府八尾市東町4-1 <電話番号> 072-997-0123 |
京滋支店 | <住所> 〒520-3047 滋賀県栗東市手原3-2-3 <電話番号> 077-553-6155 |
四国支店 | <住所> 〒761-0301 香川県高松市林町2554-1 <電話番号> 087-868-4511 |
九州支店 | <住所> 〒812-0895 福岡県福岡市博多区竹下2-4-7 <電話番号> 092-441-0198 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
公式ホームページ | https://www.daiki-sangyo.co.jp/ |
さらに、物流・生産現場向け自律移動型ロボット(AMR)MiRやROEQ、TM Robot、ユニバーサルロボットなど世界的メーカーの製品も取り扱い、工場や倉庫の自動化・効率化を幅広くサポートしています。
大喜産業株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼MiR社の魅力的なMiR製品とその販売代理店・大喜産業とは
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社Piezo Sonic

Piezo Sonic株式会社は、独自開発のピエゾソニックモータ技術を活用した自律移動ロボット「Mighty-D4」を展開しています。Mighty-D4は、日本の月面探査ローバの技術を応用し、砂利道や農地、凹凸のある路面、ぬかるみといった悪路でも安定して走行可能な高い走破性を持ちます。
最大12cmの段差を乗り越え、15度の傾斜も登坂できるため、屋内外問わず多様な環境での物流や搬送業務を自動化します。最大50kgの可搬重量と200kgの牽引能力を備え、最高時速は約10km、6~8時間の連続稼働が可能です。
独自のステアリング機構により、その場旋回や真横移動といった柔軟な動作ができ、LiDARやカメラを搭載して自律走行(SLAM)、追従走行、リモコン操作、マーカー検出走行の4つの運用モードを切り替えられます。
会社名 | 株式会社Piezo Sonic |
所在地 | 〒143-0013 東京都大田区大森南4-6-15 テクノFRONT森ヶ崎507 |
電話番号 | 03-6379-6020 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
公式ホームページ | https://www.piezo-sonic.co.jp/ |
工場や物流倉庫、病院、商業施設など幅広い現場で、非接触・非対面の新しいロジスティクスを実現し、業務効率化や安全性向上に貢献しています。カスタマイズにも柔軟に対応し、用途や運用環境に合わせた最適な搬送ソリューションを提供しています。
株式会社Piezo Sonicについて詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼段差も克服!Mighty-D3が実現する自律移動ロボットの進化とは?
◇ASPINA(シナノケンシ株式会社)

ASPINA(アスピナ)は、シナノケンシ株式会社が展開するコーポレートブランドで、精密小型モータや関連製品の開発・製造・販売を主軸とする企業です。1918年創業の老舗であり、本社は長野県上田市に位置します。グループ全体で約3,000名の従業員を擁し、国内外の産業機器、家電、自動車、医療、福祉、宇宙分野に製品を供給しています。
近年はロボティクス分野に注力しており、特に製造現場向けの自動搬送ロボット(AMR)「AspinaAMR」を展開。AspinaAMRは、現場レイアウトの変更不要で導入しやすく、1辺60cmのコンパクトな設計と高い小回り性能が特長です。操作は現場PCやQRコードで簡単に行え、拡張性や外部設備との連携も可能。国内モータメーカーならではの品質とサポート体制も強みです。
会社名 | シナノケンシ株式会社 |
所在地 | 〒386-0498 長野県上田市上丸子1078 |
電話番号 | 0268-41-1800 |
営業時間 | 公式サイトに記載なし |
公式ホームページ | https://jp.aspina-group.com/ja/ |
同社は「動き」のソリューションパートナーとして、顧客とともに新たな発想と技術で、製造現場の自動化・省人化を支援し続けています。
シナノケンシ株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼ASPINA シナノケンシ株式会社の自律走行搬送ロボット「AspinaAMR」
まとめ

AMR(自律移動ロボット)の導入には、価格や導入費用、効率化のための複数台導入が重要なポイントです。AMRの価格は1台あたり数百万円から数千万円に及び、さらにWi-Fi環境やカスタマイズ、ランニングコストなども考慮する必要があります。
複数台のAMRを導入する際の初期費用は2,500万円から3,000万円程度が一般的です。また、導入には計画策定から運用開始までの複数のステップがあり、特にリスクアセスメントが重要です。
リスクアセスメントでは、機器の制限や危険源を特定し、リスクを見積もり、評価することで、適切な安全対策を講じることが求められます。これにより、AMRを安全かつ効果的に運用し、長期的な投資価値を引き出すことが可能になります。
【あわせて読みたい】
