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村田機械のロボット事業とは?AGV(無人搬送車)の開発 | 搬送ロボットガイド

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村田機械のロボット事業とは?AGV(無人搬送車)の開発

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公開:2023.11.30 更新:2024.11.28

村田機械はロボット事業において、L&A事業部がロジスティクス・FAシステムを、工作機械事業部が工作機械を、シートメタル加工機事業部がシートメタル加工機を提供しています。これに加え、AGV「スマートAGV Premex XIO」は、自律移動型ロボット(AMR)として、工場や倉庫の物流現場で荷物や資材の効率的な運搬を可能にします。

スマートAGV Premex XIOは、生産装置への直接移載や多数のAGVを同時制御する能力を備え、生産性向上や効率改善に寄与します。さらに、立体式AGV倉庫で省スペースな保管が可能であり、医薬製造など様々な分野での導入実績があります。AGV Premexも同様に、搬送物に合わせた移載バリエーションが可能で、機械製造、文具製造、飲料製造などで広く活用されています。

村田機械の技術革新と多岐にわたる事業展開

村田機械は1961年に工作機械分野に進出し、ロジスティクス・FAシステム、工作機械、シートメタル加工機など多岐にわたる製品を提供。技術革新と新事業領域に挑戦し、業界に貢献しています。

◇村田機械の事業概要と企業の成り立ち

村田機械は、1961年に工作機械分野に進出した総合機械メーカーです。以来、同社はロジスティクス・FAシステム、工作機械、シートメタル加工機など多岐にわたる製品分野で高品質な製品やサービスを提供し、国内外で信頼されている企業となりました。特に、製造業の自動化や効率化を支えるロジスティクス・FAシステム分野では、長年にわたる実績を有しており、これまでにさまざまな業界での導入実績を誇ります。

さらに、村田機械は繊維機械、クリーンFA、情報機器といった新たな事業領域にも挑戦し、技術革新を追求しています。新分野への進出により、製造業を中心に幅広いニーズに対応し、さらなる成長を目指しています。また、顧客の多様な要求に応えるため、常に技術とサービスの向上に努めており、総合機械メーカーとしての地位を確立しています。

◇主要事業部とその技術革新

村田機械の事業は、複数の部門に分かれており、それぞれが独自の技術とノウハウを駆使して業界に貢献しています。L&A事業部(ロジスティクス&オートメーション事業部)は、物流と生産ラインの自動化システムを開発・提供しています。ロジスティクス・FAシステムは、製品の流れを効率化し、製造現場の自動化を実現するために不可欠なシステムであり、村田機械はその分野において高い技術力を誇ります。

1962年には、スイスのヴィドマー社と技術提携を結び、ロジスティクス・FAシステムの開発に着手しました。その後、同システムは日本の製造業の発展に大いに貢献し、今では様々な業界の物流・生産ラインの設計、改善、運用サポートを行っています。

また、工作機械事業部は、製品の部品を製造するための工作機械を開発し、提供しています。これらの機械は、自動車や家電の製造において非常に重要な役割を果たしており、村田機械は特に自動車部品産業で数多くの実績を上げてきました。1961年に工作機械分野に参入して以来、常に高性能で信頼性の高い機械を提供しており、お客様の生産性向上に寄与しています。

さらに、シートメタル加工機事業部は、金属板を切断・穴あけ・曲げ・成形するシートメタル加工機の開発を担当しています。これらの機械は、自動車や家電製品、さらには建築やインフラの分野にも広く利用されています。村田機械は、世界で初めてNCタレットパンチプレスを発表したウイデマン社と提携し、日本で初めてタレットパンチプレスを出展しました。

この技術革新により、同社はシートメタル加工機の分野でも業界のリーダーとなり、その後もプラズマ・レーザー複合機や大規模FMS(フレキシブル・マニュファクチャリング・システム)などの新しい製品や技術を開発し、業界の発展に貢献してきました。

村田機械は、これらの事業部門を通じて、機械の技術革新と製造業の効率化に寄与し、国内外の市場で強固な信頼を築いています。

スマートAGV Premex XIOの革新機能と効率化

引用元:photo AC

スマートAGV Premex XIOは、生産ラインへの直接移載や複数AGVの同時制御、省スペースでの立体保管が可能で、物流や倉庫管理の効率化と医薬品工場での安全性向上に貢献します。

◇スマートAGV Premex XIOの機能と生産性向上

スマートAGV Premex XIOは、生産設備への直接移載が可能なAGVで、荷物をロボットが持ち上げて生産ラインに設置されたコンベヤーやロボットアームに渡すことができます。この機能により、作業員の手間や時間を削減し、正確な移載によって生産品質の向上や作業ミスの減少を実現します。ロボットが人間の代わりに作業を行うことで、効率的な生産ラインを支えることができます。

また、Premex XIOは複数のAGVを同時に制御でき、無線通信やセンサーを駆使してロボット同士が位置や状態を把握し、最適な経路で移動します。これにより、衝突や渋滞を防ぎ、ロボット同士が協力して物流の効率化を実現します。さらに、荷物の優先順位や配送先をロボットが自動的に決めることで、柔軟で効率的な配送システムが提供されます。

◇スペース効率と医薬品業界での活用

Premex XIOは、省スペースで立体的な保管が可能です。ロボットが高さの異なる棚やラックに荷物を積み下ろしでき、倉庫内の空間利用率を向上させます。また、ロボットが在庫や位置を管理することで、保管の正確性が向上します。これにより、倉庫の効率的な運営とスペースの有効活用が実現されます。

さらに、Premex XIOは医薬品の製造工場でも活用されており、自動倉庫を利用して資材や原料、中間製品の安全な保管が行われています。AGVは入出庫作業や工程間の搬送を担当し、クロスコンタミネーションや人為的エラーを防止しています。これにより、製造環境の安全性が向上し、品質管理の徹底が可能となります。

村田機械のAGV「AGV Premex」を紹介

AGV Premexは、自動搬送車(AGV)の一種で、搬送物に合わせて移載装置を変更できる画期的なシステムです。AGV Premexは、様々な業種や環境に対応できるだけでなく、大型・重量物にも対応できるため、生産性や効率性の向上に貢献します。

様々な業種・環境に対応

AGV Premexの特徴は、様々な業種や環境に対応できることです。AGV Premexは、自動で走行し、障害物や人の動きにも検知するセーフティースキャナが搭載されていて、柔軟に対応します。
また、AGV Premexは、搬送物の種類や形状に応じて、移載装置をカスタマイズできるため、様々なニーズに応えることができます。

搬送物に合わせた移載バリエーション

AGV Premexは、搬送物に合わせて移載装置を変更できるため、大型・重量物にも対応できます。例えば、パレットやコンテナなどの大型物は、フォークリフト型の移載装置で持ち上げて搬送できます。
また、ロールやドラムなどの円筒形の物は、ローラー型の移載装置で回転させながら搬送できます。

さらに、ボックスやバッグなどの小型物は、ベルトコンベア型の移載装置で滑らせて搬送できます。これらの移載装置は、AGV Premexの台車に取り付けられ、必要に応じて交換できます。

AGV Premexの導入事例

AGV Premexは、様々な業種や環境に対応できるため、多くの企業に導入されています。

機械製造

機械製造では、部品加工ラインにAGV Premexを導入することで、搬送システムと製造管理システムとの連動を実現しています。AGV Premexは、加工のタイミングに合わせて自動で部品を供給し、人の手が触れないことで、品質の安定も実現しています。

文具製造

文具製造業界では、総合筆記具メーカーの一社が、世界的なヒット商品を生産する工場にAGV Premexを導入しました。AGV Premexは、生産ラインへの部材供給を自動化することで、在庫管理の正確性と搬送効率を向上させています。また、現場に合わせて、ピッキングシステムを開発し、AGV Premexに搭載することで、部材の種類や数量の判別も自動化しています。

飲料製造

飲料製造では、AGV Premexを自動倉庫と連携させて、ボトルやキャップなどの搬送を自動化しています。AGV Premexは、大型・重量物にも対応できるだけでなく、省スペースで高い生産性を実現しています。AGV Premexは、自動倉庫から生産ラインまでの搬送だけでなく、生産ラインから出荷場までの搬送も行っています。


村田機械は、ロジスティクス・FAシステム、工作機械、シートメタル加工機の開発・製造を行う総合機械メーカーです。ロジスティクス・FA事業部は物流と自動化システムを、工作機械事業部は製品部品作成機械を提供します。

また、シートメタル加工機事業部は金属板加工機械を手掛けています。そのAGV「スマートAGV Premex XIO」は、生産装置への直接移載、複数AGVの同時制御、立体式倉庫保管が可能です。AGV Premexは様々な業種に対応し、移載装置をカスタマイズできます。これらの製品は医薬、機械製造、文具製造など様々な分野で活用されています。