国際ロボット展とは?AMRに関する展示を紹介 | 搬送ロボットガイド
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国際ロボット展とは?AMRに関する展示を紹介
公開:2024.03.21 更新:2024.10.07
国際ロボット展(iREX)は、世界最大級のロボットイベントであり、1974年から2年に一度の頻度で開催されています。展示では最先端の産業用ロボットが集結し、持続可能な社会をテーマに掲げられています。実際の会場では、産業用ロボットや協働ロボット、AI搭載ロボットが紹介され、リアル会場とオンライン会場の両方から参加できます。
2023年の展示には654社・団体が参加し、テックマンロボット、AUBOロボティクス、NVIDIA/菱洋エレクトロなどがAMRに関する展示を行いました。
目次
iREX(国際ロボット展)とは?
国際ロボット展とは、iREXとも呼ばれており、初開催の1974年より、2年に一度の頻度で開催されている世界最大級のロボットのイベントのことを指します。国際ロボット展では、国内外から最先端の産業用ロボットが一堂に集結されるため、国内外問わず、大きな注目を集めています。
こちらでは、iREX(国際ロボット展)について、詳しくご紹介いたします。
iREX(国際ロボット展)のテーマ
iREXは『ロボティクスがもたらす持続可能な社会』をテーマとして掲げており、ロボットがつなぐ人に優しい社会および人とロボットが共存・協働する社会を目指して、初開催の1974年より、2年に一度の頻度で開催されています。
リアル会場
実際の会場では、広い用途に対応可能な産業用ロボットゾーンが設けられており、そちらでは、人の隣で一緒に働ける協働ロボットや人工知能(AI)を搭載することによる生産性の向上といった、具体的な事例を紹介しています。
産業用ロボットゾーンでは、物流の現場で活躍されているロボットなどが展示されています。そのため、実際に産業用ロボットの導入をご検討中の方であれば、一度訪れてみる価値は十分にあると言えるでしょう。
また、iREXが開催される実際の会場である東京ビッグサイトでは、iREXの他にも、洗浄総合展、VACUUM真空展、SAMPE Japan先端材料技術展、高精度・難加工技術展、表面改質展、KOKOKARA Fair in Autumn、FACTORY’S GOODsといった、モノづくりに関連した複数の展示が同時に開催されています。
iREXだけではなくさまざまな展示を実際に見て回れる点は、オンライン会場にはないリアル会場ならではの大きな魅力のひとつであると言えるでしょう。
オンライン会場
iREXはリアル会場だけではなくオンラインによる参加も可能です。イベントごとと聞くと、実際にイベントが行われる会場に赴いて参加したほうが満足感が高いと考えている方も多くいるかもしれませんが、オンライン会場でしか見られないメニューも用意されています。
そのため、リアル会場とオンライン会場のどちらの方法で参加された場合であっても、非常に満足のいく経験を得られることでしょう。
また、オンライン会場はリアル会場とは異なり、無料で参加でき、24 時間アクセス可能な点は大きな魅力のひとつであると言えます。
2023国際ロボット展に出展したメーカーのAMRに関する展示を紹介
2023年11月29日から12月2日までの4日間にわたり、開催された国際ロボット展では、654社・団体が参加し、1974年の初開催以降、過去最大規模を記録しました。
こちらでは、2023国際ロボット展に出展したメーカーのAMRに関するものの中から、テックマンロボット、AUBOロボティクス、NVIDIA/菱洋エレクトロについて、詳しくご紹介いたします。
テックマンロボット
テックマンロボット(Techman Robot)とは、台湾を拠点とする協働ロボットメーカーのことを指します。テックマンロボットは100社以上もの販売代理店を通じ、日本をはじめ、中国、ヨーロッパ、韓国、東南アジアのさまざまな国々にその優れた技術を提供しています。
なお、テックマンロボットは2023国際ロボット展に出展された際、同社の新シリーズである、世界各地の安全認証に対応したTMSシリーズを披露しました。
AUBOロボティクス
AUBOロボティクス(AUBO Robotics Technology)とは、中国に本拠地を置く協働ロボットメーカーのことを指します。
また、AUBOロボティクスは日本国内への本格的な進出を目指しており、2023年4月には、日本法人AUBOロボティクスをも設立しています。なお、AUBOロボティクスは2023国際ロボット展に出展された際、7つのものを展示し、さまざまな活用方法に加え、同社のものは防じん・防水性能に優れているとアピールしました。
NVIDIA/菱洋エレクトロ
NVIDIAとは、アメリカに拠点を置く半導体メーカーのことを指し、菱洋エレクトロとは、東京都に本社を構える半導体やICT(Information and Communication Technology)といった複数の事業を展開しているメーカーのことを指します。
なお、NVIDIAと菱洋エレクトロは2023国際ロボット展に出展された際、共同で出展しており、リファレンスデザインロボットNova Carterを日本初披露しています。
2023国際ロボット展に出展したメーカーの自動化に関する展示を紹介
2023国際ロボット展には、AMRに関するものの他にも、ロボットがつなぐ人に優しい社会および人とロボットが共存・協働する社会の実現に向けて、さまざまなメーカーの数多くのロボットが展示されました。
こちらでは、2023国際ロボット展に出展したメーカーの自動化に関するものの中から、オムロン、Mujin、ugoについて、詳しくご紹介いたします。
オムロン
オムロンとは、京都府に本社を置く大手電気機器メーカーのことを指します。なお、オムロンは2023国際ロボット展に出展された際、過去最大規模で再現したモノづくり現場を紹介するとともに、オムロン独自の革新アプリケーション技術(オムロンの制御機器群:ILOR+S*)やデータ活用共創型サービス”i-BELT”によるエネルギー生産性ソリューションなどを披露しました。
Mujin
Mujinとは、東京都に本社を構える世界で唯一の汎用的知能ロボットコントローラを提供しているメーカーのことを指します。なお、Mujinは2023国際ロボット展に出展された際、
Mujinの最新テクノロジーを披露しました。
ugo
ugoとは、東京都に本社を構える業務DXロボットの開発を手掛けるメーカーのことを指します。なお、ugoは2023国際ロボット展に出展された際、ugo miniと呼ばれる複数台の点検ロボットを披露しました。
国際ロボット展(iREX)は、世界最大級のロボットイベントであり、1974年から2年に一度の頻度で開催されています。展示では最先端の産業用ロボットが集結し、ロボットがもたらす持続可能な社会をテーマに掲げられています。
実際の会場では、産業用ロボットの展示や協働ロボット、AI搭載ロボットなどが紹介され、導入を検討する価値があります。リアル会場とオンライン会場の両方から参加でき、オンラインでは無料で24時間アクセス可能です。
2023年の国際ロボット展では、654社・団体が参加し、過去最大規模のイベントとなりました。その中で、テックマンロボット、AUBOロボティクス、NVIDIA/菱洋エレクトロがAMRに関する展示を行いました。
テックマンロボットは台湾の協働ロボットメーカーで、新しいTMSシリーズを披露しました。AUBOロボティクスは中国のメーカーで、日本市場への進出を目指し、7つの製品を展示しました。そして、NVIDIAと菱洋エレクトロは共同で、日本初のリファレンスデザインロボットであるNova Carterを発表しました。
2023年の国際ロボット展では、自動化に関するさまざまな展示が行われました。オムロンはモノづくり現場の再現や革新的なアプリケーション技術を紹介し、Mujinは汎用的知能ロボットコントローラの最新技術を披露しました。また、ugoは業務DXロボットの開発を手がけ、ugo miniと呼ばれる複数の点検ロボットを展示しました。これらの展示は、人とロボットが共存・協働する社会の実現に向けた取り組みを示しています。
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