MiR250・MiR600・MiR1350の違いとは?スペック比較と選び方 | AMR(自律走行搬送ロボット)
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MiR250・MiR600・MiR1350の違いとは?スペック比較と選び方
公開:2025.08.27 更新:2026.09.14
世界中で高い評価を得ているMiRシリーズですが、軽量物の小回り搬送が得意なコンパクトモデルから、IP52規格を備えた中・重量物向けモデル、1トン超を運ぶ大型モデルまで、対応荷重やボディサイズ、防塵防水性能は大きく異なります。最適な機種を選ぶには、スペックの違いや現場の走行環境を正しく把握することが欠かせません。
この記事では、MiR250・MiR600・MiR1350のスペック比較と失敗しない選び方、正規代理店・大喜産業による導入事例まで分かりやすく解説します。
目次
MiR AMRラインナップ|3モデルの特徴と選び方

引用元:MiR
自律走行搬送ロボット(AMR)の市場で高い評価を受けるMiR(Mobile Industrial Robots)シリーズは、軽小物の搬送からパレット・重量物の自動移動まで、現場の課題や環境に応じた複数のモデルを展開しています。
各モデルは対応する可搬重量だけでなく、ボディサイズや防塵防水性能(IP等級)なども異なるため、自社の搬送環境に最適なモデルを選ぶことが重要です。
まずはじめに、代表的な3モデル(MiR250 / MiR600 / MiR1350)の基本スペックと性能の違いを一覧表で比較します。
MiR主要3モデルのスペック比較表
| 比較項目 | MiR250 | MiR600 | MiR1350 |
| 最大積載量(可搬重量) | 250 kg | 600 kg | 1,350 kg |
| 最高速度 | 2.0 m/秒(7.2 km/h) | 2.0 m/秒(7.2 km/h) | 1.2 m/秒(4.32 km/h) |
| 連続稼働時間 | 最大20時間(※条件による) | 10時間45分 | 9時間50分 |
| 本体サイズ(W×L×H) | 580 × 800 × 300 mm | 910 × 1,350 × 322 mm | 910 × 1,350 × 322 mm |
| 走行可能通路幅 | 約80 cm〜(狭小通路対応) | 約270〜350 cm | 約270〜350 cm |
| 防塵防水規格 | 標準仕様 / ESD(静電気対策)選択可 | IP52 | IP52 |
| 安全規格・機能 | 最新安全規格準拠 | ISO3691-4準拠 | ISO3691-4準拠 / 13のTÜV認定安全機能 |
| 主な用途・ワーク | 部品コンテナ・棚・台車牽引(Hook) | パレット搬送・重物ラック・カート | 大型パレット・ヘビー級重量物 |
MiR250

引用元:MiR
MiR250は、設置面積がわずか580×800mm、高さ30cmというコンパクト設計でありながら、最大250kgの荷物を毎秒2.0mの速度で移動させることができる高機動モデルです。
- 狭小スペース・複雑なレイアウトに対応: 幅約80cmの狭い通路もスムーズに走行でき、ドアの通過やエレベーターを利用したフロア間移動も容易に行えます。
- 柔軟なカスタマイズ性: いつもの台車を自動で牽引する「MiR Hook 250」や、棚の下に潜り込んで運ぶ「MiR Shelf Carrier 250」など、トップモジュールの変更で多様な作業に対応します。
- ESD(静電気対策)仕様対応: 精密部品や電子機器の製造ラインにも安心して導入可能です。
MiR600

引用元:MiR
MiR600は、最大600kgの積載量と毎秒2.0mの走行速度を兼ね備え、工場や倉庫内におけるパレット搬送の自動化に最適な中~重量用モデルです。
- 過酷な現場に強いIP52対応: 市場初となるIP52規格(防塵・防水)を取得しており、水滴や埃が存在する厳しめの環境下でも安定して運用できます。
- パレット昇降・搬送の自動化: 「MiR Pallet Lift 600」や「MiR Shelf Lift」などのトップモジュールと組み合わせることで、パレットや棚の自律的な昇降・搬送を効率化します。
- 高い安全性: 最新の安全規格ISO3691-4に準拠しており、混雑した現場でもフォークリフトの安全な代替手段として機能します。
MiR1350

引用元:MiR
MiR1350は、最大1,350kgというシリーズ最高スペックの積載量を誇り、ヘビー級の重量物や大型パレットの自動運搬を実現する大型AMRです。
- 圧倒的な積載力と安定性: 大型パレットや重工業部品の搬送を人手不要にし、危険を伴うフォークリフト作業の大幅な削減に貢献します。
- 13のTÜV認定安全機能: 最先端のセンサー群と13個のTÜV認証済み安全機能を備え、重量物を搬送しながらも周囲の作業員との安全共存を確実に保ちます。
- 優れた環境適応力(IP52): MiR600同様に高い防塵防水性能(IP52)を備え、ヘビーな現場環境でもパフォーマンスを持続できます。
自社の現場課題に合わせた選び方
3つのモデルから最適な機種を選定する際は、「搬送物の重量・サイズ」と「走行環境のスペース・状態」を軸に検討するのがポイントです。
- 「狭い通路が多い」「部品箱や台車をこまめに運びたい」場合
- おすすめ:MiR250
- レイアウト変更が難しい現場や、人とのすれ違いが多い入り組んだ製造ラインに最適です。
- 「パレット単位の搬送」「水滴や粉じんが舞う環境」の場合
- おすすめ:MiR600
- 防塵防水性(IP52)を必要とする現場や、600kgまでのパレット搬送・ライン間移送を効率化したい場合に向いています。
- 「1トンを超える重量物」「フォークリフト作業をゼロにしたい」場合
- おすすめ:MiR1350
- 重工業製品や大型パレットの長距離搬送など、安全性とパワフルな運搬能力が最優先される現場に最適です。
MiR正規販売代理店・大喜産業について

大喜産業株式会社は、80年以上の歴史を持つ機械要素部品・産業機器の総合商社であり、MiRの国内正規販売代理店として豊富な導入実績とサポート体制を誇ります。
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MiR(Mobile Industrial Robots)
MiR(Mobile Industrial Robots)はデンマーク発の自律走行搬送ロボット(AMR)で、物流や製造現場の生産性向上に特化しています。固定された磁気テープなどガイドが不要で、内蔵のレーザースキャナーや3Dカメラで周囲の障害物や人を検知・回避しながら自律的に走行可能です。これにより安全規格(ISO 3691-4等)にも適合し、従業員と協働できる高い安全性が特徴です。
MiRのAMRは複数モデルを展開し、最大積載量は250kgから1350kgまで幅広く、最大速度は2.0m/秒に達する機種もあります。
例えば、MiR250は250kgの搬送に対応し狭い通路やドアの間も軽快に走行可能。MiR1350は最大荷重の大型機でパレットの搬送等に適します。各機種は短時間で充電でき、10時間以上の連続稼働が可能で長時間現場で活躍します。
◇多彩なトップモジュールで柔軟にカスタマイズ可能

オープンプラットフォームのため多彩なトップモジュール(パレットリフト、シェルフリフト、牽引フックなど)でのカスタマイズが容易。工場のレイアウトや業務内容に応じて柔軟に拡張でき、複数のロボットをMiR Fleetシステムで一元管理し効率的なフリート運用も実現します。
わかりやすいGUIによる操作、わずかなプログラミングで簡単に導入でき、既存のレイアウトや業務フローにほとんど干渉なく低コストで自動化を推進可能です。狭所や段差、エレベーターなどにも対応し、多様な環境で安定稼働します。
また、ロジスティクスや製造の搬送業務の自動化だけでなく、協働ロボットとの連携による複雑作業の支援にも活用されています。
MiRは生産現場のボトルネックを解消し、人的ミスや労働災害のリスク軽減、作業効率の飛躍的な改善を可能にする革新的な自律移動ロボットとして世界60か国以上で広く採用されています。
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導入事例:株式会社重政商店様(MiR250Hook)

倉庫の拡張や事業拡大に伴う「人手不足」の解消に向けて、自律走行搬送ロボット(AMR)を活用する企業が増えています。
ここでは、専用フックで既存カゴ台車を自動牽引できる「MiR250Hook」を導入し、搬送業務の省人化・効率化に成功した株式会社重政商店様の導入事例をご紹介します。
課題:倉庫拡張に伴う作業負担と深刻な人手不足
株式会社重政商店様では、倉庫の拡張に伴って敷地内の搬送距離・回数が増加し、限られた人員でいかに搬送業務を回すかが大きな課題となっていました。従来の運用方法のままでは人手不足が避けられず、搬送の自動化・省力化が急務となっていました。
導入の決め手:実機テスト検証とWMS(倉庫管理システム)連携
導入にあたっては、大喜産業の「DAIKI ROBOTICS ロボットラボ」にて、実際に同社で使用しているカゴ台車を用いた牽引走行のテスト検証を実施。実際の作業現場に近い環境で挙動や安定性を確認できたことが、導入への大きな安心感となりました。
さらに、既存のWMS(倉庫管理システム)とMiR250Hookを連携させることで、搬送指示から移動までをスムーズに自動化できる見通しが立ち、導入が決定しました。
導入効果:既存設備を活かした省人化と搬送効率の向上
MiR250Hookを導入したことで、これまで手作業で行っていたカゴ台車の移動作業が自動化され、人手不足の課題を大幅に緩和することに成功しました。
既存のカゴ台車をそのまま活用できるため、導入コストや設備変更の手間を最小限に抑えつつ、安定した倉庫内物流システムを構築しています。
まとめ

本記事では、MiRシリーズの主要3モデル(MiR250・MiR600・MiR1350)のスペック比較や現場に合わせた選び方、株式会社重政商店様における導入事例について詳しく解説しました。
自社の課題を解決するAMR選びでは、搬送物の重量やサイズはもちろん、通路幅や粉塵・水滴の有無といった走行環境を見極めることが重要です。狭小通路やこまめな部品搬送には機動性に優れた「MiR250」、水回り・粉塵環境や600kgまでのパレット搬送には「MiR600」、1トンを超える重量物の運搬やフォークリフト作業の自動化には「MiR1350」が最適な選択となります。
国内正規代理店である大喜産業株式会社では、自社ロボットラボでの実機テスト検証やWMS連携など、現場に即した手厚いサポートを提供しています。自社の現場課題に合った最適なモデルの選定や導入検証を進めたい方は、ぜひ大喜産業へ相談してみてはいかがでしょうか。
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