現場を変える協働ロボットの最前線!大喜産業のAMR製品を徹底解説 | 搬送ロボットガイド
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現場を変える協働ロボットの最前線!大喜産業のAMR製品を徹底解説
公開:2025.08.27 更新:2025.08.27
近年、製造業や物流業界では「人手不足」や「多品種少量生産」への対応が求められ、現場の自動化・省力化が喫緊の課題となっています。
そうしたニーズに応えるべく、大喜産業が展開するロボティクス事業「DAIKI ROBOTICS」では、最先端の協働ロボットや自律搬送機器、周辺デバイスを活用した多彩なソリューションを提供しています。
このページでは、DAIKI ROBOTICSが取り扱う主要製品、たとえば「教示レス」で即戦力となる協働型パレタイザー「PallBot(パルボット)」、高い安全性と柔軟性を兼ね備えたAMR「MiR(Mobile Industrial Robots)」、その能力を最大限に引き出す補助機器「ROEQ」などについて、それぞれの機能や導入メリットを詳しく解説します。
さらに、OnRobotの多用途ハンドやTM Robot・ユニバーサルロボット・duAroといった主要協働ロボットメーカーの特徴、THKのピッキング用ロボットハンド「PRS」、鈴野製作所のフレキシブルパーツフィーダなど、工程全体の自動化を構成する高性能機器も網羅しています。
スペック比較、運用のヒントも交えながら、現場課題の解決に直結する最適なソリューションを選びやすくなるよう整理しました。
これからロボット導入を検討している方はもちろん、既存設備の高度化・拡張を検討中の方にとっても、有用な情報が満載です。
目次
DAIKI ROBOTICS「PallBot(パルボット)」
DAIKI ROBOTICSの「PallBot(パルボット)」は、大喜産業が独自に開発した協働型パレタイジングロボットです。パッケージ化されており、工場や物流倉庫の最終工程の自動化ニーズに応える製品です。
最大の特徴は、OnRobot社の自動化プラットフォーム「D:PLOY」をコアテクノロジーとして搭載し、「教示レス」(ティーチングレス)を実現した点です。従来は複雑だったプログラム設定を、ガイダンスに従ってオペレーターが簡単に入力するだけで、専門知識がなくてもロボットの動作プログラムを短時間で構築できます。
導入・用途変更に掛かる時間は従来比で最大90%削減され、最短1日で稼働開始が可能です。システム立ち上げや変更には特別なエンジニアや長い工数が必要だった従来システムと比較し、人材コストや導入コストも大幅に低減されます。
価格帯は1,000万円~5,000万円で、比較的導入しやすい設定です。
◇多様なワークに対応可能

可搬重量は最大20kg(ハンド含む)、処理能力は最大5~8ケース/分(ロボットやワークにより異なる)、位置繰り返し精度は±0.1mm、最大積み付け高さは2,400mmで、2か所のパレットステーションを備えています。
標準規格だけでなくカスタムパレットにも柔軟に対応し、複数のOnRobot製ハンドとの組み合わせによりカートンやプラスチックコンテナなど様々なワーク対応が可能です。さらにキャスター付きの一体型設計で、設置場所を移動しても再教示が不要です。
本体の電源はAC100Vと一般工場で扱いやすく、重量は約280kg(ロボット・ハンド部除く)。PallBotは省スペース・省人化・効率向上だけでなく、現場の柔軟な運用を重視した協働ロボットパレタイザーとして、幅広い現場の課題解決に寄与します。
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MiR(Mobile Industrial Robots)
MiR(Mobile Industrial Robots)はデンマーク発の自律走行搬送ロボット(AMR)で、物流や製造現場の生産性向上に特化しています。固定された磁気テープなどガイドが不要で、内蔵のレーザースキャナーや3Dカメラで周囲の障害物や人を検知・回避しながら自律的に走行可能です。これにより安全規格(ISO 3691-4等)にも適合し、従業員と協働できる高い安全性が特徴です。
MiRのAMRは複数モデルを展開し、最大積載量は250kgから1350kgまで幅広く、最大速度は2.0m/秒に達する機種もあります。
例えば、MiR250は250kgの搬送に対応し狭い通路やドアの間も軽快に走行可能。MiR1350は最大荷重の大型機でパレットの搬送等に適します。各機種は短時間で充電でき、10時間以上の連続稼働が可能で長時間現場で活躍します。
◇多彩なトップモジュールで柔軟にカスタマイズ可能

オープンプラットフォームのため多彩なトップモジュール(パレットリフト、シェルフリフト、牽引フックなど)でのカスタマイズが容易。工場のレイアウトや業務内容に応じて柔軟に拡張でき、複数のロボットをMiR Fleetシステムで一元管理し効率的なフリート運用も実現します。
わかりやすいGUIによる操作、わずかなプログラミングで簡単に導入でき、既存のレイアウトや業務フローにほとんど干渉なく低コストで自動化を推進可能です。狭所や段差、エレベーターなどにも対応し、多様な環境で安定稼働します。
また、ロジスティクスや製造の搬送業務の自動化だけでなく、協働ロボットとの連携による複雑作業の支援にも活用されています。
MiRは生産現場のボトルネックを解消し、人的ミスや労働災害のリスク軽減、作業効率の飛躍的な改善を可能にする革新的な自律移動ロボットとして世界60か国以上で広く採用されています。
ROEQ

ROEQはデンマーク発のロボティクス企業で、MiR(Mobile Industrial Robots)などの自律移動ロボット(AMR)向けの高品質な補助機器を開発・製造しています。ROEQの製品群は、台車(カート)やラック、リフター(昇降機構)、ローラー搬送装置など、多様なモジュールを通じてAMRの運搬能力と機能性を飛躍的に向上させます。
代表的なROEQ Cart Solutionsは、MiR AMRの最大積載重量を最大で2倍に拡大可能にするシステムで、例えばMiR250の積載能力250kgを500kgまで引き上げるTMS-C500 ExtモジュールとS-Cart500 Ext台車の組み合わせがあります。これにより、重い荷物や大きな荷物の自律搬送が可能になり、物流や製造現場の効率化を強力に支援します。
台車はパレットレールの取り付けやカスタム棚の設置もでき、柔軟なカスタマイズが可能です。また、ROEQ Assistソフトウェアと統合し、セットアップの高速化や安全管理が徹底されています。
リフターソリューション(TMLシリーズ)は、パレットやカートンの持ち上げ・落下機能を持ち、段差のある搬送ステーション間の荷物移動をスムーズにします。MiR250用のTML200や大型機種向けのTML1200など複数モデルがあり、多段階の高さ調整が可能です。
◇コンベア連携に最適化

ROEQのトップローラーソリューションは、コンベア搬送システムとの連携に最適化されており、搬送中にローラーが制動され荷物の安定輸送を確保します。指挟み防止の安全バリアやROEQ GuardComシステムとの連動により、安全性と利便性を兼ね備えています。
すべてのローラーモジュールはROEQ Assistソフトウェア対応で、迅速かつ安定的なセットアップが実現します。
ROEQの各装置はMiRロボットのソフトウェアや制御システムと完全に互換し、作業現場におけるAMRの柔軟な活用を推進。車両のフットプリントや安全ゾーン設定を自動管理し、自動ミッション生成にも対応。これにより導入工数を大幅に短縮し、ダウンタイム削減や運用コストの低減を実現します。
これらのROEQ製品群は、AMRの搬送範囲や積載重量の拡大はもちろん、安全性と操作性の向上にも寄与し、工場や倉庫の自動化をさらに加速させます。標準化された信頼性の高い装置により、多様な物流課題の効率的な解決に貢献しています。
OnRobot

OnRobotは、協働ロボット用のロボットハンドおよび周辺機器のフルラインを提供するデンマーク発の革新的メーカーです。Universal Robotsの創業者が設立した同社は、「協働型アプリケーションのワン・ストップ・ショップ」として、多種多様なグリッパー、電動チャック、真空ポンプ付きハンド、ツールチェンジャー、カメラ、トルクセンサーなどの幅広い製品群を展開しています。
製品はABB、Fanuc、KUKA、Yaskawa、Universal Robots、Kawasaki Robotics、Doosanなど主要な多くのロボットブランドにソフトウェア・ハードウェアの両面で高い互換性を持ち、既存ロボット環境に容易に組み込めます。プログラミングも簡単で、専門知識がなくても扱いやすく設計されています。
代表的な製品には、調整可能で繊細な電動真空グリッパーやシリコンカップ付きのソフトグリッパー、強力な電動チャックなどがあり、多様な形状や重量のワークピースを確実に把持可能です。ツールチェンジャーは交換作業を迅速かつ容易にし、生産ラインの柔軟な生産切り替えをサポートします。
◇大阪・東京のロボットラボで製品体験と導入相談

大喜産業はOnRobot製品の日本におけるプリファードパートナーとして、大阪・東京のロボットラボにデモ機を常備し、製品に関する問い合わせや技術支援を提供。パレタイジング、ピッキング、自動組立など多様な業界への適用実績があります。
OnRobot製品がもたらすのは、生産性向上と労働環境改善の両立。協働ロボットと最適に組み合わせることで中小規模から大規模製造まで、多様な自動化課題をスムーズに解決し、効率的かつ安全な作業環境づくりに貢献しています。
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TM Robot

TM Robot(Techman Robot社製)は、最先端の視覚センサー(内蔵カメラ)とAIを搭載した台湾発の協働ロボットです。最大の特徴は、ロボット本体へのビジョンシステム(TMvision)が標準装備されており、ワークやテーブル、バーコードまで“見る”ことのできる直感的な自律作業が可能な点です。位置認識、画像強調、パターンマッチング、バーコード・QRコード認識など、多彩なビジョン機能を活用し、ピック&プレースや検査・組立ラインでの柔軟な自動化を簡単に実現します。
代表モデルの「TM5-700」は、可搬重量6kg、リーチ746mm、重量22.1kgというコンパクト仕様。繰り返し精度は±0.05mmと高精度を誇り、IP54の防塵防滴構造で、天吊り・壁掛け・卓上など多様な設置方法や、設置環境にも柔軟に対応します。
◇視覚校正・ティーチングで導入から立ち上げまでをスピード化

プログラムは「TMflow」というグラフィカルなフローチャート式ソフトで編集。初めてロボットに触れる方やIT初心者でも、ドラッグ&ドロップ操作ですぐにロボットを自律動作させるワークフローを作成可能です。手引きによる直感的な位置ティーチングや、ワンクリックで完了する視覚校正機能など、工夫されたユーザーインターフェースにより、導入から立ち上げまでの時間を大幅短縮します。
安全性についても、ISO 10218-1/ISO/TS 15066に準拠した多機能安全設計で、作業者との協働環境でも強制停止や速度制限、接触検知などの安全機能を装備。外部ガードやバリアなしでも安心して運用でき、省スペース化とコストダウンにも貢献します。
さらに、AIアドオンや3Dビジョン、独自のランドマーク認識機能など、拡張性・対応力も高く、多品種少量生産からフレキシブルな工程変更が求められる現場まで幅広く対応できます。手軽さと先進性、安全性を兼ね備えたTM Robotは、中小規模の電子部品組立や家電・消費財製造、物流分野まで、スマートファクトリー構築の幅広い現場に選ばれています。
ユニバーサルロボット

ユニバーサルロボット(Universal Robots)は、デンマーク発の協働ロボット専業メーカーで、可搬重量3kgから35kgまで多彩な機種をラインナップしています。2025年に新たに発表された「UR15」は、同社の歴史上最速かつ高性能なモデルです。
UR15の最大の特徴は、最大TCP速度5m/sの高速動作と最大可搬重量通常15kg(姿勢条件付きで17.5kg)を両立している点です。動作半径は1300mmで広い範囲をカバーし、設置面積はわずか204mmの直径と省スペース設計。重量は約40.7kgで軽量かつ堅牢なアルミニウム、プラスチック、スチール製です。IP65等級の防塵防水性能とEN ISO 13849-1適合の安全性も備えています。
UR15は一から設計された完全新開発機種で、高速・高負荷のニーズを持つ幅広い産業現場に適応。独自のOptiMove™テクノロジーにより振動を抑え、正確で滑らかな動きを実現します。ピック&プレースなどサイクルタイムの短縮に寄与し、従来機と比較して最大30%の効率向上が可能です。
◇タッチ操作で簡単設定

プログラムは直感的なタッチパネル操作で容易に行え、専門的なプログラミング知識がなくても扱えます。URシリーズはまた、リスクアセスメントに基づき、安全柵なしでの設置が可能なのも特徴で、限られた設置スペースでの活用に適しています。
URの他機種にもUR5e、UR7e、UR12e、UR20、UR30があり、多様な搬送重量や用途に対応。産業用途は自動車、電子機器、食品、医薬品、物流など幅広く、組立・検査・搬送・溶接・研磨など多彩な工程の省力化に貢献しています。
川崎重工業双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」

川崎重工業の双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)」は、人とロボットの真の協働を目指して開発された産業用ロボットです。最大の特徴は本体中央にコントローラと駆動部をまとめ、2本のアームを横並びで設置した独自の同軸構造にあります。これにより、人間の両腕に近い動作パターンと高い柔軟性を実現しています。
幅650mmという省スペース設計のため、既存の作業テーブルやラインにも容易に導入でき、省人化や自動化の第一歩として最適です。
duAroは、人手作業との併存・協働を前提とした設計で、安全柵なしでも安心して稼働できます。アームには柔らかなカバーを装着し、万が一の接触時にも衝撃を緩和。作業者とすぐ近くで共同作業ができる「人との共存」を強く意識した仕様です。さらに、移動可能なキャスター付きのため、レイアウトや工程変更にも柔軟に対応します。
◇直感操作と直接教示で初心者でも簡単に

操作面でも優位性があり、大型タブレットまたは小型タッチパネルによる直感的なティーチングが可能。ロボット初心者でも容易に扱え、手で直接アームを導いて動きを覚えさせる教示も対応しています。
プログラムはフローチャート方式で、効率的なワークフロー構築をサポート。工程切替や少量多品種生産にも強く、省力化と多様な現場ニーズに対応します。
主な仕様は、各アーム最大可搬質量2kg(duAro1)または3kg(duAro2)、最大リーチはそれぞれ760mm・785mm。位置繰り返し精度は±0.05mmで、高精度な組立・搬送・検査工程にも適応可能です。ビジョンカメラなどのオプション機能も標準ラインナップされており、複雑な認識・組付け作業にも対応します。
このduAroシリーズは、人とロボットが本当に一緒に働く時代の自動化をリードしています。既存の生産現場での導入障壁が低く、多様な課題解決策として日本のものづくりに貢献しています。
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THKピッキングロボットハンドシステム「PRS」

THKのピッキングロボットハンドシステム「PRS」は、多品種のアイテムを一つの型式でピッキング可能なロボットハンドで、人の手のような器用さを持つ4本指・12軸の関節を持っています。
指の動きは柔軟で、形状や大きさ、配置の異なるアイテムを自在に把持入力なしにピックアップでき、専用ハンドの設計や交換は不要です。
さらに、指先のセンサによって把持力の調整や把持・落下検知が可能です。こうした特性により、多品種のアイテムを単一のハンドで柔軟に処理でき、現場の自動化と作業効率化に寄与します。
ラインナップには基本型のPRS-Aと、吸着機能をプラスしたPRS-A-HYBがあり、後者はすき間のない箱内のピッキングなど従来難しかった作業も可能にします。ハンドには高精度RGB-Dカメラも搭載可能で、多段棚の正面からの接近やアイテムの残数確認など高度な作業環境に適応します。PLCプログラミング不要でアイテム登録だけで使用できるため、短期間かつ低コストでの導入が実現可能です。
川崎重工製RSシリーズなど主要ロボットアームに対応した専用中間フランジも用意されており、シームレスな組み合わせが可能です。PRSハンドは特に多種多様なアイテムのピッキング自動化に強みを持ち、箱形状や円筒形、袋形状など幅広く対応します。
◇寒冷環境での医薬品ピッキングに導入

導入事例としては、寒冷環境下の医薬品ピッキングで作業者負担の軽減やピッキングミス削減に成功したほか、倉庫や物流センターの仕分け作業の省力化に活用されています。デモ・テストはTHKの技術センターで可能で、全国で設置・保守サービスも提供されており、現場に寄り添ったサポート体制が整っています。
THKは1972年に世界初の直線運動案内機構「LMガイド」を商品化した実績を持ち、高度なメカトロ技術と経験で信頼性の高い自動化機器を提供し続けています。PRSはその技術とノウハウを応用した革新的なピッキングソリューションとして、生産現場の省力化と効率向上を推進しています。
鈴野製作所「SVFシリーズ」(フレキブルパーツフィーダ)

鈴野製作所の「SVFシリーズ」は、ロボットピッキング向けに特化した多品種対応のフレキシブルパーツフィーダです。メーカー独自の振動傾斜機構により、多種多様な振動パターンを生成し、従来のパーツフィーダでは難しかったゴム部品やシリコン製のワークなども安定的に搬送可能です。この設計により、詰まりや“チョコ停”が発生しにくく現場の作業効率を向上させます。
SVFシリーズはホッパー(パーツストック)、フィードテーブル(ピッキングステージ)、部品を反転させるためのフリップ機構、そして画像センサの認識率向上を支援するバイブレーション(振動ばらし機能)を一体化したオールインワンパッケージで、追加設備を必要とせず即座に産業用ロボットによるビジョンピッキングを開始できます。
パーツ種類に合わせてフィードテーブルの交換もワンタッチで行えるため、段取り替えが容易です。
操作面ではタッチパネルを標準搭載。動作確認やプログラム登録、設定変更、アラーム履歴の確認が直感的に行え、PCや外部モニターは不要です。プログラム登録は本体に64種類、各プログラムに8チャンネル、合計2560の動作登録が可能で、幅広いパーツ搬送に柔軟に対応します。
さらにイージーアジャストモードが搭載され、実動作を見ながら最適条件を素早く設定できるため、導入工数の削減にも貢献します。
◇パーツ落下検知センサ標準搭載で安定供給を実現
また、ホッパー落下部にはパーツ落下検知センサが標準装備されており、フィードテーブル上に常に安定したパーツ供給を保証します。静音設計で工場の騒音低減やオペレーターの作業環境改善にも寄与。エアレス駆動なので工場のコンプレッサー負荷を増やさず、環境負荷低減にも貢献します。
上位PLCやロボットコントローラとのDI/O接続も容易で、多様な生産ラインにスムーズに組み込めます。オプションとして、バックライト照明やイオナイザー(除電装置)を搭載可能で、形状認識や静電気対策にも対応。用途に応じ、インライン型・オフライン型どちらのシステムにも柔軟に対応します。
SVFシリーズは神奈川県の鈴野製作所による製品で、ロボットピッキングの自動化・効率化を推進するための実用性と使いやすさを両立しています。無料のパーツテストも受け付けており、導入前の動作検証も可能です。多品種少量生産現場の課題解決に最適なパーツフィーダとして高い評価を受けています。
まとめ

DAIKI ROBOTICSは、大喜産業が展開するロボティクスソリューションブランドです。製造・物流の現場が抱える「人手不足」や「多品種少量生産」への課題に応え、自動化・省力化を実現する多彩な製品を取り揃えています。
本特集では、教示不要で即戦力となる協働型パレタイザー「PallBot」、自律走行型搬送ロボット「MiR」、その性能を補完する拡張機器「ROEQ」、柔軟な把持が可能なOnRobot製グリッパーや高精度ビジョン搭載のTM Robot、安全性と操作性を両立したユニバーサルロボット、川崎重工の双腕スカラ「duAro」などを詳しく紹介。
さらに、THKの高機能ピッキングハンド「PRS」や鈴野製作所のフレキシブルパーツフィーダ「SVFシリーズ」など、工程全体の自動化を支援する装置群も網羅しています。
導入事例や操作性、拡張性にも触れながら、現場に適した最適解を選べるよう構成されています。これからロボット導入を検討している方、既存ラインの改善を目指す方にとって、実用的で分かりやすい製品ナビゲーションとなっています。
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